そこには紫式部の墓があり、祐実は紫式部はどんな一生を過ごしてこの歌を歌ったのか?すごく興味を持った。
 その歌は百人一首にもなっている、めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かなと歌っていた。
 ふっと、自分達もこのようなすれ違いの出会いに成らないようにと思った、、、、。