高校生の海月、紫音、みのりは同じ団地で育った幼馴染。
いつも三人で過ごして、そんな日々は当たり前に続くと思っていた。

「俺はあなたが怖かった」

「僕は自分の見た目が嫌いだった」

「私は誰かを好きになるなんて、
 思わなかった」


忘れられない、過去の傷。
空っぽの、身体。
感じた事の無い、…




「きっと私が一番、生きている」