春川 詩桜梨、高校2年生。
彼女は、担任の先生に恋をしている。
好きになってはいけない人、でも、好きな気持ちを止めることはできなかった。
そして彼女の友人、桃枝 すみれは、教育実習生としてきた先生と、再会を果たす。
そしてもう1人の友人、梅本 楓愛は、部活動の顧問の先生のことが気になっていた。
3…

「人を好きになるのは自由だ」

だけど、好きになってはいけない人だっている。

想うだけなら自由でも、それは自分の心を痛ませてしまうことになるから。

でも、好きになったら気持ちを止めることは簡単にできることではない。



「彼と再会するなど思ってもみなかった」

前に、私のことを思って言ってくれた彼に、私は酷いことを言った。

彼と再会した以上、私は彼に謝らなければいけないことがある。

でも、素直にはなれなかった。



「初めて気になる人ができた」

気になり始めたのは、思いがけない日に出会ったことがきっかけだった。

最初は気のせいだと思うことにした。

でも、会うたびに気のせいだと思えなくなってしまっているような気がしていた。



三人の女子高生が、それぞれ「先生」と過ごすかけがえのない日常。

彼女達が最後に見る、それぞれの景色とは…?

これは、三人の女子高生のちょっとした高校生活を「先生」と共に描いた、三つの物語。