北関東某所。
田舎には良くある風景。
広がる自然と、街中の間。
放課後には自転車を走らせ、近所の子供達が集まる公園。
今から30年以上前、しんかもそこにいた。
何気ない景色の中で、いつしか気にもしなくなる街並み。
発展する事が止まり、シャッターが増える町、子供達の声が減っていく町。
ゆっくりと過去になっていく景色と、その街と共に生きていく日々。
そんな風景を気にすることも無くなっていた頃。
ふと立ち止まった時、今は誰も使わなくなった公園の記憶が鮮明に蘇る。
確かに、あの時、自分はあそこで「ナニカ」と出会っていた記憶を。
2024 4 7~