毎日のどこかには〝嫌い〟が転がっている――。気まぐれで好き嫌いのはっきりとしている栞と、いつも気だるげな匠。そんな幼馴染のふたりは猫のようにふらりと動く。 誰かの〝しあわせ〟を願うふたりを中心に繰り広げられる、少量の愚痴が混入された日常物語。