何度目かの二月二十八日を迎えたことに気付いた天ヶ瀬桜沙(あまがせおうさ)は、担任である鳳来(ほうらい)先生へ相談する。

「先生が、この不可思議現象の容疑者となりました。事件解決のため、ご協力お願いします」
「……面白いこと言うね、君」

ループする二月二十八日から抜け出して、翌日の卒業式を…