突然の通り雨で、偶然雨宿りした場所。
それは10年前、赤根 郁(あかね いく)が片思いしていた佐伯 新(さえき あらた)と雨宿りをしたバスの待合小屋だった。
そこにいたのは、大人になった彼で……

10年越しに、再び。
ーー雨が上がったら、私たちは。


表紙:小説表紙フリーイラストよりお借りして…


青春は甘くて、苦くて、最後は涙の味がする。

そんな記憶がある。




「あの日、言おうと思ってたんだ。 雨が止む前に…… 」



何度も思い出して後悔した。

あの時、言えなかったこと。




10年越しに、再び。


ーー雨が上がったら、私たちは。




『 桜の涙 』



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