過去のトラウマを引きずっている夜永(やえ)
そんな夜永が買ったのはなんでも肯定してくれる
ロボットだった。

目をつぶるだけで蘇るあの日の恐怖

怖くて思い出すだけで倒れそうになる

私が何をしたというのだろう?

あの日から私は人の視線が怖い

そんな時たまたま見つけたのは全肯定ロボット

という商品だった。

商店街の裏で真っ赤な文字で[失敗作です]と

書いてあるダンボールを首から下げている。

何も考えてなかった でもただそのロボットが

私を見た気がした 気のせいかもしれないけど

私は迷わずそのロボットを買うことにした。

「失敗作だからお金はいらん」そう言って

渡された ロボットと今日から私は2人暮らしだ