毒な家族は粗大ゴミに捨てました

作者冬彩 桜月

借金の代わりに嫁ぐはずだった姉の
身代わりとして 怖い噂ばかり聞く
御曹司の元に嫁ぐことになった 魅華(みか)
今更 どうなってもいいと 覚悟して嫁いだ
魅華だったが……。

生まれてこの方いいことなんて何一つも

なかった。口を開けば喧嘩ばかりの両親

止めれば私も殴られ、蹴られた それを

見て見ぬふりをする姉 姉は溺愛されるが私は

愛されない 姉は殴られたり 蹴られたり

しなくても 私だけは殴られて 蹴られたりする

私立へ行った 両親の自慢の娘。でも 残念

性格がブスだから意味なんてないんだよ

父が大勢人がいるなか 私のことを

川に捨ててあって その時は 少し余裕が

あったから拾ったんだと酔った勢いで

言ってくれて 傷ついてたけれど 今はこんな

クズな血が流れてなくて良かったとさえ

思ってる。まぁ、口に出して言わねぇけど