一卵性双子の影守(かげる)と光守(ひかる)まるでどっちも男の子の様な名前だが私達は女の双子。性格は正反対だけど凄く仲良し。何もかも順調な生活のはず…だったのにある日、光守のとんでもない事実の発覚と提案で日常は非日常へと化す…。
「影守…実はずっと黙ってたんだけど、」
私達は産まれてからいつも一緒だった。
でもどうして気付いてあげられなかったのか。
罪悪感で押し潰されそうになっている私を見て
光守もまた苦しそうな表情をして口にした。
「影守、折り入って頼みたい事があるの」
それはとんでもない内容だった。