月と太陽 [完]

作者HARU

一卵性双子の
影守(かげる)と光守(ひかる)
まるでどっちも男の子の様な名前だが
私達は女の双子。
性格は正反対だけど凄く仲良し。
何もかも順調な生活のはず…だったのに
ある日、光守のとんでもない事実の発覚と提案で日常は非日常へと化す…。




「影守…実はずっと黙ってたんだけど、」



私達は産まれてからいつも一緒だった。


でもどうして気付いてあげられなかったのか。


罪悪感で押し潰されそうになっている私を見て

光守もまた苦しそうな表情をして口にした。



「影守、折り入って頼みたい事があるの」



それはとんでもない内容だった。