この魔法と魔獣の世界で、竜と契約した主人公エマは正真正銘の天才だった。

──そう、「だった」のだ。

エマのパートナーだったはずの子竜はある冬の朝にとつぜん消えてしまった。

それから5年がたち、エマは魔獣のパートナーがいないまま夢みていた契約者学園の入学試験の日を迎えてしまう。

このままでは…




生きるということは、奪うということだ。



奪わなくては生きられない世界で



──私たちは出会った。