世界が茜色に染まる頃。オレは想いを寄せる女の子に告白をした。気が付けば夜。そこに彼女はいない。触れたら消えてしまいそうな無色透明な彼女に色を付けたのはオレだ。生きる希望を持って欲しかったから。世界の素晴らしさを知って欲しかったから。17歳で全てを諦めるには早過ぎると思ったから。ただ君…もっと見る