児童養護施設から市街地の高校に通う雪也は、三年生に進学した際クラスメイトで同じ苗字の若葉と靴箱が隣同士になる。美術部に所属する若葉と帰宅部の雪也は時折声をかけあう仲となり、孤児であることに劣等感を抱き他人と深く関わることを避けてきた雪也は同じく孤児でありながらも画家を目指し明るく生きる若葉と同じ時…もっと見る