あなただけ 七夕に願いを 第二部【完】

作者

蓮と涼 二人は強くなれるのだろうか?
どうなるのか。2年後、二人はどこにいるのか。

春になったら、

一時もお前を離さずにいよう

その日が来る覚悟をして

毎日、その笑顔を目に焼きつけよう



夏になったら、

二人が同じ日に

誕生したことを感謝しよう

同じ空の下、繋がっている事を願い

同じクロスを握りしめ眠ろう



秋になったら、

少しは強くなれているだろうか?

お前と離れる事を選んだ俺は

何を思っているのだろうか?

お前の瞳は何を映しているのだろうか?

もう俺の事は忘れてしまっただろうか?



冬になったら、

俺は寒くて凍えているかもしれない

心が冷えて、凍っているのかも、、、

それを溶かしてくれるお前がいない

お前のぬくもりで暖まれるのは

まだ先になるだろう










季節がもう一巡した時に

俺はお前をこの手に掴めているだろうか?