作品コメント
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- 小日向 華
昔の恋
幸せな家庭を築いている主人公が同
窓会のハガキがきっかけで思い出し
た大学時代の恋。
時が経ち、誰しもが昔の恋をおもい
だすであろうストーリーにぐいぐい
引き込まれました。
どんな運命であっても、まっすぐか
ら立ち向かえる人。
見ずに脇道にそれる人。
考えは皆違っても受け入れるには誰
しも時間はかかる。
もう★5つじゃ足りないぐらいで、
大満足のストーリーでした。 - ピュア
恋はタイミングが必要
誰にでも置き換えられる話で読み終えた後リアルLOVEを体験した気分になりました。
冒頭の始まりから悲恋というのはわかってましたが…お話にひきこまれました。 素晴らしかったです。
ラストの方はセンパイと再会を果たしてどう終わるのか気になって気になってガンガンページをめくっちゃいました。
恋って、タイミングが必要なんですよね。
どんなに好きな人でも、どんなに想いあっていても結ばれない運命ってあると思います。
読んでいて、自分の昔の片思いが蘇ってきました(笑)
私も、その人に会って伝えたい気持ちになってきました。
その時は恨んだ事も悔やんだ事もあったけど、今なら言える。
あの時はありがとう。
私は今、幸せです、と。
すごく自分に共感できる作品でした! - トーコ
過去の痛みは誰よりも純粋で
幸せな家庭を築いても、尚胸から消えることのない痛み。
萌にとっての先輩は、届く距離にいながら理性との葛藤の末、手を伸ばせなかった忘れたくても忘れられない運命の恋をした人でした。
同窓会の招待状をきっかけに鮮やかに蘇る先輩との想い出には胸が詰まります。こんなにも似た2人がどうして先に出会えなかったのか。
萌の人を傷つけた上での幸せは成立しないという理性の強さに感動しながらも、先輩を想い続けてきた萌の純粋な気持ちを応援したくなり、身動きの取れなかった萌にシンクロしてページを捲ることも躊躇われたほど切なくなりました。
先輩との再会はお互いに言えなかった想いを昇華出来たことで、それぞれの未消化だった恋に決着をつけることが出来、読んでいる私まで心が晴れていくようで清々しい読後感です。
恐らくはほとんどの人に経験があるであろう忘れられない恋。いま、大切な誰かがいる人にこそ読んでもらいたい切なさで溢れた秀逸な作品です。 個人的には書籍として読みたいくらい素敵だと思います。
皆さんに自信を持って、おすすめ致します。 - 春日 ココ。
忘れられない、運命の人ー・・・
大切にしてくれる夫と大切な息子。
愛する家族と幸せに暮らす萌に一枚の葉書が届く。
それは、学生時代の同窓会を知らせる葉書。
一年に一度しか、思い出す事の無くなった人を思い出
す…。
「忘れられない恋」
大人になると、そんな思い出は誰にでもあるのでは無
いでしょうか。
それは、思い出すには少し苦い事が多い様な気がしま
す。
萌が学生時代にした恋は、決して何か凄くドラマチッ
クなエピソードがあった訳では無く、付き合ってすら
いない。
人に言う程の何かがあった訳でもない。言い訳も出来
た。
それでも、二人の間には確かに"何か"があった。
そんな、恋…。
読みながら途中、運命だと思った二人の重ならないタ
イミングに何度も苦しくなりました。
静かに侭ならない恋愛を描いたこのお話。
凄く劇的、という訳では無い物語にこんなにも引き込
まれてしまうのは作者様の文章力でしょう。
正に大人の恋に相応しい素敵な作品です。
読めて良かったです。
最後はとても温かい幸せな気持ちになれました。
ありがとうございました。