キンとプラチナ

純愛のSFファンタジー テンポがとても良く、世界にどんどん引きずり込まれていきました。 途中「え？このまま終わってしまうのかな？」と思う場面もありましたが、そこは作者様の見事な手腕…… とても、微笑ましいエンディングでした。 いえ、プラチナにとってはとっても大変なエンドとも言えそうですがwww そう、この物語の最大の魅力は何と言ってもキャラクターにあるのではないかと思います。 1人1人のキャラが、とてもいい味を出しているので、読み始めたら止まりません。 きっと一気に読み進めてしまうことでしょう。 かくいう私もその1人です。 どうぞ、皆さんもこの純愛なのに壮大なSFファンタジーをご堪能下さい。

ヤキトリィ…… 新参者が、無遠慮にレビューすることを失礼いたします。 まず、面白かったのは。第一章のタイトルが、壮大だったのに。二章のタイトルが、ヤキトリて。って所が、ウケましたし。皆さんも言っていますが、親しみやすいキャラクター性に惹かれましたね。 ただ、僕なりの改善点を述べるならば。亡霊のことでしょうか。 オーバスペックになったプラチナが、結構普通に稼動しているのが不思議で。時たま亡霊のデータに乗り移られ、キャラが変わってしまう。とかの、配慮があっても良かったし。 親しみがあるのは、良いですが。髪が伸びたりする以外は、ほとんど人間そのものに思えてしまいます。 ここの部分は、ロボットじゃないと、表現出来ない！という部分を、増やしてみてはいかがでしょう？ そうすれば、彼らに対する思いれが深まりますし。ロボットだから、分からない……などの苦悩を描けば、涙もそそりますからね。 とても、読みやすくはありましたが。連載なので、各々の繋がりが、グッとこないのが。残念でした。 せっかく、二人サイドで話があるなら。二人を別行動させて、違う観点を楽しませては？

親しみやすいＳＦ 登場人物がじつに魅力的でした。 それぞれのキャラがしっかり立っていて、だからこそ生きてくる台詞の数々。可笑しくて愛しいです。 プラチナの「ぼけー！」が可愛いすぎます。 キンの「プラは弱くていい。僕は強くなる」は恋する少年の正念場。引きこまれます。 最後にちらっと語られるハカセとアズキの会話もいいですし、 序盤では恐ろしげだった亡霊が、最後ではただの野次馬のしゃべり（というか某巨大掲示板のカキコミみたい）になったのも可笑しかったです。 本編最後の一文も、いかにもこの作品に相応しい終わりかたで笑ってしまいました。