良いと思います。
精霊が生み出した世界でのファンタジーもので、Ｂ級映画のような突っ込みどころ有な世界観が好きです。
色々、辻褄は合ってるけど理屈が分からないとこもあり、何でやねんとか呟きながらもサクサク読めました。
三人の主人公は皆個性があって、各々の役割を果たしていますが、ヴォルフくん、途中からキャラ変わってませんか？それともあれが本性？
なんかうっすら黒いものを感じた気がしますが、それが良い味出してました。
敵側の思惑が最後の方まで分からなくて、疑問を持ちながら読んでいたので、先へ先へと読み進めたくなりますね。
個人的に好きなシーンは、生きたいと呟くロディウスの場面でした。ちょっと鳥肌たった。
ストーリーは好きです。が、文章が時に単調になりがちですね。
下手ではないのです。上手いとこが多々あるので、普通レベルの部分が物足りなく感じてしまいます。
情景や世界観の説明が自然に盛り込まれているので、飽きずに読むことができました。
個人的要望を言うなら、バトルシーンをもっと見たかったです。
戦闘描写が上手いだけに、バトルシーンの少なさが勿体ない。
全体的に良くできた話だと思いました。