忘れないで下さいな。
私はいつだって貴方の事をーーーー。
いえ、なんでもありません。どうか、貴方にも幸運が訪れる事を…。



ねえ、どうして?




貴方がどんなに苦しもうと、世間は見て見ぬ振りをするのに、



世間が苦しいと嘆けば、貴方は見返りすら求めずに民衆の元へ駆け寄るのです。





国も、政治も民衆も、汚れた皮を被りまた、貴方を苦悩に突き落とすのです。



綺麗事を並べる王に、笑顔でイエスと頷くの?






それは果たして、

誰のため?



あゝ、今日も貴方を煩わせるモノ。






彼等は貴方をーーーーーー。





ーーーーそれでも僕は、この国をあいしているから。






…そう。


でも忘れないで下さいな。私はいつだってーーー。