サトル
感嘆とはこの事。
まず、読んでいてテーマにそって歌を聞いている気分になった。
読み進めていくと、幼稚園生(20年前位)の頃みた外国映画ラビリンス、を思い出した。(知っている人はもういないかもしれないが)私にとって大切な思い出の作品だった。なぜ忘れてしまっていたんだろう。
もちろん逆さまの迷宮はラビリンスとは全く違うとオリジナル小説。しかし、共通するのは初めに孤独であること。次に勇気。誘惑に負けることなく、仲間と共に困難や謎をといていく。そして立ちふさがるは自らの欲望。
実に完成度が高い。また読みたくなる作品だと思う。