作品コメント
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- 日下奈緒
大人も子供も読んでほしい
一言で言うと、大人も子供も読める童話です
出てくるものが全て何かの「象徴」になっていて
生きていくのに必要な事を、分かりやすく説明してくれています
童話をただ読んでいるのに、主人公と一緒に成長していくような気がします
私の心に一番響いたのは、「覆水盆に返らず」のお話でしたね
ぜひぜひみなさんに読んで頂きたいです - 茂
逆説の迷宮
存在が、突然に現れる
僕たちの心は
僕たちの命は
僕たちの存在は
何なのか?
作者は、そんな高い思想を
やさしい登場人物たちによって
いとも簡単に語ってしまう
「我慢ばかりしていると…私たちの道を塞いでしまうんだ。…欲求は、適度に解消していかなければならないんだ。」p117
「私たちには、多かれ少なかれ『欲』がある。でも、その欲という悪魔に魅了されてしまった者は、この道を歩き、そしてヘビに取り込まれてしまう。 つまり、その人自身がヘビになるという事。」p129
空想と、詩の空間
逆説の迷宮は
我々に、問いかけ続ける
「『世界』 我々の住まう世界は 常に逆さの中にある」p161 - 玖妙夢堂
人生への啓示☆
そこに在るのは時計
キミに始まりを告げる
そこに在るのは氷塊
留まる意味を教える
そこに在る観覧車は
運命と自己を一回り
そこに在るのは牛乳
キミは母親の愛を見る
そこに在るのは工具
見返る勇気を教える
そこに在る積み木は
脆さを支え合う家族
そこに在るのは揺籃
キミは眠さに包まれる
そこに在るのは木琴
欲求の行先を教える
そこに居る人の影は
破滅を悟るカウントダウン
そこに在るのは湧泉
キミは溢れた心を知る
そこに在るのは椅子
蜘蛛に真相を教える
そこに在る黄金色の
音色と光は救う女神
そこに在るのは漆黒
キミはキミと擦れちがう
そこに在るのは桜桃
寄り添う夢を教える
そこに在る流れる滝
光に輝く世界への鍵
そこに在るのは贈物
キミはキミの秘密を捲る
そこに居るのは門番
試練と出口を教える
そこに在る回転木馬
未来と物語を紡ぐ時 - 猫野 またたび
福子サン最高!!
凄いO(≧▽≦)O
こんな不思議な世界を長編で書ける福子サン最高!!
ボク・トキワ・ヒマワリが何者なのかわからないまま進んでいくストーリー。
途中で「そうだったんだぁ♪」とわかった時の嬉しさは種明かしに似てるかも♪
時計がカチカチカチとだんだん大きくなっていく表現は素晴らしい♪( ̄▽ ̄)ノ″
ハマりました!! - サトル
感嘆とはこの事。
まず、読んでいてテーマにそって歌を聞いている気分になった。
読み進めていくと、幼稚園生(20年前位)の頃みた外国映画ラビリンス、を思い出した。(知っている人はもういないかもしれないが)私にとって大切な思い出の作品だった。なぜ忘れてしまっていたんだろう。
もちろん逆さまの迷宮はラビリンスとは全く違うとオリジナル小説。しかし、共通するのは初めに孤独であること。次に勇気。誘惑に負けることなく、仲間と共に困難や謎をといていく。そして立ちふさがるは自らの欲望。
実に完成度が高い。また読みたくなる作品だと思う。 - 空アリス
全年齢の方に読んでほしい、良質の童話です!
最初のページから、ひきこまれました。
不思議だけれど、体験したくなる極上の旅です。
風景の描写が魅力的なので、ショートムービーを見ているような気すらします。
すぐにでもデビューしてしまいそうな、
完成度★にメロメロになりました^^。