花礫君にとって俺は輪の人
【こんな意味わからない俺達を
理解しようなんて無理なんだよ】
俺は花礫君が好き
无ちゃんも好き
【お前の花礫に対する好きはもう・・・】
仲間としての感情じゃなくて・・・
こんな感情だめなんだ・・・
自分でもわかってても・・・・
花礫君・・・俺は君の「友達」にもなれないの?
君のそばに居たいだけなのにー・・・
【それなら俺達のモノにしてしまえばいい】
もう1人の俺が俺に背を向けた。
嫌だ。こんなことはのぞんでない・・・やめ・・・
「「やめてぇぇぇぇぇえ!!」」
「っ!るせぇ!!」
ドゴッ!!
「痛い・・・花礫君・・・」
花礫君のアクロバティックな蹴りを俺は無防備に受けた
表現できないくらいの痛さ。
「すごいうなされてて・・・その・・・」
ツクモちゃんが目を逸らす。
「與儀大丈夫??」
あぁ・・・俺はまたもう一人の俺のせいで迷惑を・・・
「うん・・・ありがとう无ちゃん!」
その後はいつものようにみんなで遊んだりお菓子をたべたりした。
「んー・・・遊びすぎて疲れたなぁ」
伸びをしながら1人外に出る。
ヒッチには、ゴーグルを頭にのせた・・・
「花礫君!!」
「あぁ・・・與儀」
「花礫君最近やっと
俺の名前呼んでくれるようになったよね」
「だいぶ一緒に暮らしてるしな」
「友達になれなくてもいい・・・俺は近くにいたいだけなんだ・・・」
そういいながら自分の胸元に手を置く
【だから離れないでよ。ー・・・花礫・・・ー】
「與・・・・儀・・・!?」
あぁ花礫がよんでる・・・
俺は暗闇の中で手をのばした・・・