「私が愛した者は皆消えたから。
愛さなければ、痛みを知らずにすむ」
孤独の中を生きる、秘密を抱えた少女
波瀬凪 蓮(はせなぎ れん)
蓮はある日、五人の青年と出会う
その出会いは──
「白夜の龍姫。迎えに来たぞ」
──全てが終わる『終焉』の始まりだった
「お前が俺を許すまで、食うぞ……」
◆紅の一匹狼◆
「俺だって、男で、獣なんだけどな」
◆陽炎の放浪者◆
「僕に近寄らないで。死にたいの?」
◆幻想の堕天使◆
「俺が愛せば、テメェは逃げるのか?」
◆破滅の王子◆
「貴方は、無防備すぎて困ります」
◆刻の支配者◆
五人の青年達と一人の少女の行く末は───