真弥
新吉原の純愛
神田染屋の久蔵と、三浦屋高尾太夫。
本来であれば、おいそれと会える二人ではない。
高尾が座敷を抜け出したから、
久蔵が廊にもあがらず、どこかで時間を潰していたから、二人は出逢えた。
そしてお互いに引き合うものがあった。
偶然が重なったことを始め、久蔵の人なりが高尾の心に響いて、一途な恋が始まった。
3年も会いに行かず、我慢していた久蔵のストイックさは感心しますね!
時代柄、あの頃の男性はそうなのでしょうか?
高尾にしても、たった2度会っただけで、嫁になろうと決心して勉強していたとは。
似た者同士なんでしょうね、
これぞまさしく純愛だと思いました。