一人の老騎士が険しい山道をトボトボと歩いていました。 彼の名前はルドルフ 昔、ドラゴン退治を倒したことのあると言う噂のある騎士でしたが?
町は平和で老騎士のホラ話しだと思われて誰も、老騎士を相手にしませんでした とこがある日 お城から山に住むドラゴンにお姫様が誘拐される事件が起こりました
直ちに勇敢な騎士が集められて ドラゴン退治に行きましたが?
みんな返り討ちにあって ボロボロになって帰って来ました
また 新しい騎士を集めてドラゴン退治に向かおうとした時に ドラゴンから手紙が来ました
お姫様を返して 欲しいなら 騎士ルドルフと一騎打ちをしたいので一人で来るようにと書かれていました
しかし 誰もこんな老騎士に何も出来ないと 思いましたが ドラゴンの要求なので 直ちに 老騎士ルドルフはお城に呼ばれると
王様から 直々にドラゴン退治を命令されました
老騎士ルドルフは それを喜んで引き受けると 一人山道を歩いてドラゴンの住む城へ向かいました
老騎士ルドルフは やっとのことで ドラゴンが住む城につくと 大きな扉に向かって大声で叫びました 「出てこい ドラゴン 騎士ルドルフが お前を退治しに来たぞ」
すると大きな扉が開いて 老騎士ルドルフの何倍もある大きな紅いドラゴンが現れました
二人はしばらく見つめ合うと紅いドラゴンが先に話かけました
「久しぶりですね 騎士ルドルフ」
「久しぶりだな 紅き瞳のカレン」
二人は旧友のように挨拶を交わすと 老騎士ルドルフが言いました
「姫様はご無事なのか?」
すると「私は無事です」とドラゴンの後ろから 大きなリボンをつけたお姫様が現れました
「姫様 ご無事でしたか?」
そして 紅き瞳のカレンの方を見て言いました
「何が目的でお姫様を誘拐したんだ 」 「あなたに会いたかったからです」 「なに 私に会いたかったからだと」 老騎士ルドルフは聞きしました
紅き瞳のカレンは「あなたが街の人々に バカにされている噂を聞いて ドラゴンが本当にいることを 証明したくてお姫様を 誘拐しました」
「もう 証明しただろ お姫様を返してくれないか?」
「いいでしょう お姫様は返します ただし ルドルフ あなたには残ってもらいます」
「なんだと?」
「ルドルフ ここで私と静かに暮らしましょう・・」