蓮水詩織

破滅の花
自分は破滅を招くと告げられて、何もかもを失った少女。

その事実こそが彼女に破滅を願わせた事に、胸の痛みを覚えました。

信じていた存在に否定され裏切られるという事は、それ程の絶望を与えるものなのだと。

そしてそんな彼女を少しずつ変えて行くのもまた人なのだと。

人を想い想われて、破滅から再生を願うようになった少女に深く感情移入して考えさせられました。