鮮血の花嫁 ‐Il faut de tout pour faire un monde‐

作者みい

「お前をズタズタに傷つけられるなら、――抱くよ?」「やあっ、…んん!」逃れられない定めに、差し出したのはずの身体は…鬼畜×敬語×眼鏡《禁断×××逆ハー》




狂おしいまでに

思い続けていた


ただひらすらに


それでもきっと

何度巡ろうとも


その度あなたを

裏切るでしょう




 ――今度こそほんに

   余の妻になってはくれぬか




……あなた様の優しさは  

  ただ残酷にございます 



鮮血に濡れたその横顔は


何より美しいものだった