みふう

泣く為のタイミング
簡潔に言ってしまえば、上手い。

短編には勿体無い題材だか、
短編だからこその良さが、
随所に現われていて。

読ませる力をひしひしと感じる。


素直に泣ける人と、
素直には泣けない人。


泣いてもいいんだよと、
肩を抱かれて、
ようやく彼は泣く。


まるでショートフィルムを、
見ているような気分になる。


10分もかからず読める作品なので、
出来ればより多くの世代に、
読んで欲しいと願う。