涼音

名作
読み終えた今、深い余韻に浸っています。
それほど、この作品の完成度が高いです。

告別式に現れた女と遺族の息子。
女の正体は謎のままで、私も息子の彼と同じように、「父親の不倫相手」だと思っていました。
でも、明かされた彼女の正体に驚愕しました。

そして、彼女の胸の中でやっと泣くことができた彼。最後の最後でタイトルの意味を知り、これは本当に名作だと思いました。