ZAK

人の価値
かなり「建前と現実」に突っ込んだ作品です。

どんな職業であろうと、社会に必要であることは、皆解ってはいるが、その職業に優越をつけている。
読み進めると、そんな主人公の叫びがジワジワと染み出てきます。

また、男性に求められるもの、女性に求められるもの、それに関しても触れています。

とにかく「純文学」に恥じない、考えさせられる話です。

最後は「えっ、これで終わり?」という感じですが、続編があるようなので、そちらに期待したいと思います。