〝おい、知ってる?あいつん家片親で、父親は借金して蒸発、
母親はその借金返す為に駅前のスナックで働いてるらしいぜ〟
〝父親は借金して逃亡、母親は水商売か...
納得したわ!だからあいつもあんなんなんだ〟
〝ほんと可哀想な奴だよなぁ。でも、あいつ中学時代すごい有名な不良だったんだろ〟
〝あぁ、そうだよ!中2の時に、地元で有名な3年の超怖い先輩を滅多打ちにしたんだ〟
〝まじかよ...やめとこうぜこんな噂...ばれたら殺されんじゃね?〟
むやみに人を傷つけた訳でも、
悪さをした訳でも、
犯罪に手を染めた訳でもなかった...
ただ心無い噂によって有名な不良になっていた。
俺の心の隙間を埋められるのは...嘘しかない。
優斗/誰かに声を掛けると怖がられ、誰とも喋らないとそれはそれで怖がられ、
行き止まりしか無いこの迷路が嫌になり俺は進む事をやめた。
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振り向いてほしくて、笑ってほしくて、
抱きしめたくて、愛おしくて、
ただただ一心に君を思い続けた。
そして昔の気持ちを捨て、
改めて一から歩んでいくことを決めた。
はずだったのに...私は君に嘘をついた。
歩美/私は今も昔もそしてこれからもずっと君に恋している。
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有名大学法学部を主席で卒業した
最強の極道にして、詐欺のプロフェッショナル。
頭脳明晰故に、悪に手を染めてきた男は、
謎の天才詐欺師を追っていた。
健一/頭が良い奴が悪に染まれば、詐欺に手を出すのは必然と言っても過言ではない。
俺もこの世界に来てからこのシノギ(悪い稼ぎ)によって、
多くの利益を得て、この世界で絶対的な地位を確立してきた。
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≪すれ違いから始まった恋、そして出逢いと別れ≫
この物語は恋愛要素よりも、人間の闇について描いたミステリーである。
すれ違いから始まった恋、そして社会の暗部からの追跡者、最後に待っている衝撃のラスト。
※最後までぜひ読んでみて下さい。
この物語はフィクションであり、実際の団体、人物などとは関係ありません。
また、この物語は犯罪を助長するものではなく、犯罪の怖さや、その先に起こる二次被害について描いた作品です。
詐欺は犯罪です。
※2016.03.12~割と短編にしようと思っていますが、
ゴールは書きながら決めていきたいと考えているので、
完結時期はまだ見えていません!!
読んでみて面白いと少しでも思ってくれた方は
ぜひ、ファンになってくれたり、
簡単でいいのでコメント下さい!!
それが一番の原動力になります!! by森野 熊
追記2016.03.20
三章まで読んでくれていた方にお詫びです。
大幅に内容を転換したので、
第三章は一度削除し、
新たな第三章を書きました。
さらに面白く描いていくので、
ぜひ読んでみて下さい。
※変更点【芝浦優斗】×→【風間健一】○