まいみ

普遍の「愛」をテーマにした深い作品!感動と切なさと涙がここに!!
正直、こんな重い題材を主軸として描いているお話にどんな感想を書けば、それが正答な形となって表れるのか分かりません。

けれど、この作品は確かに、人として何かを「愛する」、有償の…そして、無償の「愛」とは何かを心に強く訴えかけてくるものなのです。

このお話を全て読み終えた瞬間、きっと誰もが皆、胸を締め付けられ涙し、ラストに訪れる春の陽射しのような暖かさにホッとすると共に、また涙を流すと思います。

夏月と春陽は、確かにすごく遠回りをしました。たくさん傷つけ合い、お互いに大事なものを失ってきたりもしました…それを「愛」に対する等価交換だとするには、あまりにも不釣り合いで大きすぎる事だったかもしれません。

けれど、今確かに彼らは自分達の原点であるその場所に立っていて、またこれからの未来を二人で歩みだそうと決めたのです。今度こそ、違えようのない確かな「愛」を紡いでいこうと決めたのです。

「アイシテル」から「愛してる」へ。この深いテーマが、これを読んだ全ての人の心に刺さることを願っています。