紅蓮桜花/夜羽愛花
幻想的なお話し突然伝説の中に隠された真実と向き合うことになってしまった少女。本来ありえないと思われれる鬼と人との出会いが、実に美しく儚いお話しとして語られています。優しい心根の舞手・美桜と銀色の髪を持つ鬼・紅漣。互いの魂の救いを求め会った切ないラストに思わず感涙しました。また書かれた方の描写の上手さに、まるで薪能を観る思いが致しました。和もの本として、おすすめでございます。