何度でも抱きしめて

作者やまかわ

彼氏の優(ゆう)が交通事故で死んでしまった事に立ち直れない春(はる)。
そんな春の前に現れたのは―…

―もしも願いが叶うのなら、
もう一度、抱きしめて。

こんなに近くに居るのに、触れられない。



あんなに会いたかったのに、苦しい。



大好きなあなたの腕の中。



なのにどうして、涙が出るの?




お願い、一度だけでいいから、



もう一度 抱きしめて―