時は江戸時代。
吉原の花魁である緋乃(ひの)はある日、陰間の女形、紗伊(さい)に出会う。
彼との出会いで、灰色だった緋乃の人生に色を付けて行く―

「何故私などを―…」



「今までだって、散々身体売ってきたくせに」




私達は、出会うはずじゃなかったのに。


こんな想いも、痛みも、知るはずじゃなかったのに。



でも、どうして―?






―時は江戸時代。



吉原の花魁と、陰間茶屋の陰間。



共にその身を売り、


そして、共に堕ちて行く―



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※注意※

設定の為、少し男色が入っています。


※ちなみに※

タイトルの「淡色」は、「あわいろ」と読みます。


自分、歴史は漫画などの知識しかありません。

その頃あったのかわからない言葉などを使ったりもします。

多分半分くらいは自分の想像の世界だと思いますが、ご了承を。