色彩のない世界
君は自由に筆を執る…何気ない日常に花を咲かせたのは貴女でした。
貴方に
友に
亡き家族に
身の回りの人に
人生に
今なら言える
ありがとう

はじめに言わせてほしい。

この話にハッピーエンドもバッドエンドもどんでん返しもない。

なぜならこの物語はまだ終わっていないからだ。

この世に居るであろう私と似た過去を持つ人へ

多少なりとも共感を持ってくれる人へ

人生を悲観する人へ

こんな話もあるのだと、幸福とは己が手を伸ばせば出迎えてくれるのではないかと、僅かながら感じて欲しい想いを乗せ文字にしようと決めた。


小説は好きだ。

どれだけの本を読んできただろう。

ただ書くとなると話は別だ。

文章力は皆無だ。

比喩も苦手だ。

起承転結…分かるが使うのは無理だろう。

面白い話は書けないだろうと思う。

この話が紛れもないノンフィクションだからである