さなぎ

誤解によって深まっていく愛
題名の通り、終始『誤解』が散りばめられていました。
そのせいで、傷ついたり傷つけたり。
だけど、その誤解があるからこそ、嫉妬したり悩んだり、愛が深まっていっていたように思いました。

芸能人と高校生の恋。
夢のようで、現実にはなさそうな恋愛。それは、主人公である真菜が一番感じていて、そのことで何かと気にかけてくれるアヤトの愛情を信じることができない。
それは、読んでいてもどかしいと思うのと同時に、その心情に納得もいくものでした。

終始、お互いに誤解をしながらも、お互いにべたぼれだという展開に読んでいて、すごく楽しかったです。