同じ空の下で、虐殺する人間と、虐殺される人間。彼らに、愛と、心はあるか。
殺される者たち。
運命づけられた世界の中で、彼らは切に望む。
生きたい、と。
彼らを殺す者たち。
同じ世界の中で、彼らは思い続ける。
どうして殺すのか、と。
―――
ただ一つ、忘れてはならないのは、そう、
僕も、イーグルの、一人だ。
そのことだけだ。
(完結)
Written in 2008