磨くという事

作者川端国重

酷い作品である。自己弁護するなら、智人は起を知り蛇は自ら蛇を知る、という。高貴な人は、自らの高貴さを知っている。結論は、表紙に書かれた通りである。

我ながら、変な作品を作ってしまった。イモ洗いとダイヤモンド磨きを比べ、人格を磨くという事を、主題に書いた本だが。今では、スッキリしているので、本文ではなく、ここで注釈し、後生への戒めとして、載せたままにする。すなわち、イモが貴重だった時代、イモ洗いと呼ばれ、ダイヤが尊重される時代、ダイヤ磨きという。二つは同じものである。この変な作品は、出来が悪いだけ、筆者の脳裏を離れぬであろう。