窓を開けながら、ベッドに横たわって眠っていると、その窓のすきまから入ってきた"すきま風"が私を誘いにきたようです。
今、私のこの手のひらや、首元を転がっていくこの小さなすきま風たちは、
私の体の一部を少しずつ奪い去っては、
それを夜空が見えるあの高い空の位置まで連れ去っていき、
私に素敵な夢を見せてくれているのです。
2009/06/09 執筆。