みんなといれて、幸せでした。
私は空に、溶けていく。
仲間との出会い。別れ。非日常が日常になっていく戸惑い。
さようなら。その一言が別つのは、旅立ちなんて生温いものじゃない。
そこにあるのは生か死のみ。
誠の旗のもと、誠の心を貫き戦った。
苦しみを乗り越え、幸せを噛み締め、笑い泣き、動乱の江戸を生き抜いた、新撰組隊士ただ一人の少女の話。
新撰組をテーマとしたフィクションです。
沖田総司は1842年生まれという説の方が強いですが、こちらの小説では1844年説の方を使用させていただきます。
史実ではない部分など、至らぬ点もあるかと思います。御容赦ください。