小泉秋歩

新感覚・活劇系ファンタジー!
日本のどこかと密かに繋がっている異世界「紬町」。
消えた姉の行方を捜して、紬町にやってきた少女・凪が出会う、奇妙で個性的な人々。

がらくたを操る少年・匠。
真紅の魔女・マリエル。
支配者・桐崎若と、メイドのユリエ。
夜の町をさまよう絶対者・ハーフグレイ。
そして、紬町の時計塔に眠るものとは――

色々とオススメしたいことはありますが、特筆すべきは「映画のような臨場感」です!
自然に頭の中に流れ込んでくる映像は実に鮮やかで、戦闘シーンのスピード感、カメラワークの素晴らしさといったら、他の追随を許さないと言って過言ではないでしょう。
歌舞伎用語で「見得を切る」(役者がキメのシーンで動きを止め、華やかさを見せつけること)という言葉がありますが、この作品では「映像」自体が見得を切っており、息を呑む美しさです。

「普通のファンタジーには飽きた。何か新しいものない?」というあなた、まずは序盤を読んでみてください。
そしてあなたは知るでしょう、こんな凄い作品が、iらんどの中にあったのだということを…!