おじさまへの叶わない恋に心を閉ざした王女ライムは『氷の姫』と呼ばれていました。そんな姫の前に現れたのは、冷酷で妖艶な黒の王子でした。

17歳になったライムは、こぞって現れる求婚者たちをことごとく振っていたので『氷の姫』と呼ばれていました。そんな姫の前に現れたのは、自分にそっくりな容姿を持ちながら、ぞっとするほど冷たい色気を持ち合わせた男でした……