忘れないから(詩)

作者fumi.i

起こっている現実が理解出来ず、路頭に迷っていた時期の気持ち。

大切な何かを見つけた時

大切な何かを失う時

真逆な感情を持つ

当たり前のことも受け入れることが出来ず

ただ過去に未練を持ち続け

後戻りできない現実を抱きしめて

涙流したあの時を思い出しては

一歩踏み出す勇気も

一歩踏み出す根性さえも

潰された命ある気持ちと

命を潰された気持ちを

ぶつける先を探しているのさ


なぜあの時守ってあげられなかったの?

自由を与えた身に起こる悲劇なんて

想像なんて出来ないよ

なぜあの時だけ許せたのか

なぜあの時だけ背中押したのか

後悔のカケラがいつも心に

チクッと刺さっている


あの日を境(さかい)に見つけたもの

あの日を境(さかい)に失うもの

新鮮な心を持つ

何気ない笑顔が脳裏を横切りながら

築いてきた歴史眺めては

一つ一つの光景が鮮明にあり

絶望感に満たされて今を生きては

誰かは知っていたのか

誰かは望んでいたのかと

潰された命ある記憶と

命を潰された記憶を

融合させるチャンスは来るのか?


希望の光を見つけ

手を差し伸べると

そっと払ってくれる記憶ある温もりと同時に

「あなたには未来があるの」

聞き覚えのある声

必死に探しても見つからない

「今あなたはどこにいますか?

今を生きていますか?」

「私はあなたの居ない空から

あなたを見守ります」

心の中に響き

現実を受け入れる覚悟を決めた


僕の居ない世界から

強くなる姿を見ていてください

将来愛する家庭を持ったとしても

あなたのことは忘れません

僕の心の中に必要な人

大切に思った初めての相手

伝えたい事があります

The love to you is eternal