主人公 角谷瑠璃はペット商品を扱う会社に営業部として勤めていた。
猫好きな彼女は会社で飼っているチャップを溺愛するが、ガラス越しで中々触れることができない。

「まるでアイドルみたいね」

同期である郷田千明が茶化すのも気にせず仕事や猫に夢中になっていた瑠璃。

そんな中、憧れのチャップ様をナデナ…

「君は毎晩お留守番なんだね。可哀そうに」

「お兄さんが一緒にお留守番してあげようか?」


記憶が蘇ったのは、その人を好きになってからでした。



「多分あいつ、あんたのこと追ってきたんだよ。かなりヤバいストーカーだと思うけど」


そう言って現れたのはかつての初恋の人。


過去に助けてくれたのはその彼だけど…。



「君がそう思うなら別れよう。隠すつもりは無かったんだ。―――ごめん」


そう言って離れていく彼のことが頭から離れない…。