僕らの恋愛事情 【完】

作者あみ

小さな頃から違和感を抱えながら生きている『祐』と『ケイ』
そんな二人の純愛は、あっけないほどに終わりを告げた。


その失恋の痛手からなかなか立ち直れない祐。

そんな時出会ったのは、大学の先輩や自分を好きだと告白してくる女の子。


自分はこの社会でどう生きて行けばいいのか、そもそも生きることに…

自分は男?それとも女?


なかなか気持ちがハッキリしなくてモヤモヤする。


そもそも、なんでそんなことを決めて生きなくちゃならないんだ?


自分らしく生きずらいこの世の中でだれに想いを馳せたり、誰の手を取って歩めばいいんだろう?



浮気されても嫌いになれない元カノ?


それとも、男っぽくてもいいって言ってくれる幼馴染?


俺の事、健気に愛してくれる女の子?



それとも、掴みどころのない先輩?



自分は生きてく価値はある?


自分や誰かを傷つけてまで生きて、何をゴールにしていけばいいんだろう?



死ぬ勇気もなくて、生きてゆくのも先が見えなくて怖い。



自分がなりたい者になる代償は、とても大きなものでした。




苦しみながらいろんな人を傷つけたけど、その答えが分かった時


俺の世界は一気に色づき始めた