‘××は強い子だものね?’
‘××ちゃんは良いよね…強い子だから’
その言葉を掛けられる度に、私の居場所は無くなって行った。
辛くて堪らなかったけど、諦めた。
どんなに、叫んでも聞いてもらえないなら、叫ばなきゃいい…
どんなに、助けを求めようと気付かれないのならば、求めなきゃいい…
自分で、自分を偽ればいい…
「大丈夫…大丈夫。私は強い子…」
リスカを繰り返す、壊れた女の子
「お前は、弱い子だ。こんなにも脆いんだからな…」
仲間を思いやる、真っ直ぐな男の子
出会った仲間達
これから始まる物語。
決して、忘れる事の出来ないお話…