松竹梅ものがたり

作者

長州三人の物語。
桂小五郎、久坂玄端、高杉晋作の順に、幕末をメインに書いていきたいと思います。




春は花 いざ見にごんせ 


東山 色香競う夜桜や


浮かれ 浮かれて 粋も無粋も 


ものがたい


二本差しても柔こう 


祇園豆腐の二軒茶屋 みそぎぞ


夏は うち連れて 


河原に集う夕涼み 


     


  真葛が原に そよそよと 秋ぞ


色増す 華頂山


時雨をいとう 唐傘に 


濡れて紅葉の 長楽寺


想いぞ積もる 圓山に 今朝も


来て見る 雪見酒