「助けて」あたしはあの日、その一言が言えなかった。「独りじゃないよ」あなたはあたしに、そう言ってくれたのに。高校生、最後の年。あたしは傷付くのが怖かった。
ねぇ、あたしって変かな?
あの頃のあたしは、誰かに必要とされたくて、誰かに愛してほしくて、必死にもがいていた。
あの日きみに、「助けて」そう言えてたら。
違った未来があったのかな。
なんて、そんな事を考えてしまうんだ。