なんとなく生きてきた比呂の前に現われたのは、儚く微笑う年上の女性。“忘れられない人”を想って、哀しみの色を重ねる彼女に比呂は…
“永遠なんてないよ”
キミは哀しげに呟いた
“永遠なんてないね”
僕は微笑った
生きとし生けるもの
いつかこの生命は終わりを迎える
だから“永遠”なんて存在しない
それでも“永遠の約束”のかわりに僕は誓うよ
キミに、誓う。