キミに、誓う。 【完】

作者おと

なんとなく生きてきた比呂の前に現われたのは、儚く微笑う年上の女性。“忘れられない人”を想って、哀しみの色を重ねる彼女に比呂は…

“永遠なんてないよ”



キミは哀しげに呟いた





“永遠なんてないね”



僕は微笑った





生きとし生けるもの


いつかこの生命は終わりを迎える


だから“永遠”なんて存在しない







それでも“永遠の約束”のかわりに僕は誓うよ






キミに、誓う。