心理戦のお時間です。

作者ゆめ

毎度心理戦を繰り広げる拓馬と琴音。ぶつかり合ううちに彼女の本当の姿を知る。言葉に出さないから大丈夫なわけじゃない。

「本当に君って怖いね」




「あなたに言われたくないですよ、お巡りさん。」






「ねぇ、何考えてるの?」






「それを考えるのが警察官の仕事では?」






「ほんと、可愛くない。」






「可愛さとか必要ですか?」






素直じゃない私





毎度ツッコミを入れる彼






なぜか出会った私たちはめでたく恋に落ちました。













だったらキュンキュンなラブストーリーになったのに…







「あ!今目そらしたよね?」




彼らのやりとりはまるで取り調べ






「今度は黙秘ですか?」






シーン






「琴音さん、無視しないでください。」







お互いに相手のことを読み取って考えて考えまくって








「あ!俺、君が何を考えてるのか分かっちゃった!」









「ウザい。」







結局言うんかいっ!しかもウザいって…







なに22歳に翻弄されてるんだ!





こんなんじゃ俺はへこたれない!






さぁ、今日も心理戦を始めよう